ステータスを見てもらえれば、チゾも、コードGも、
そんなに取り立ててすごい強さではない と、わかると思います。
特にコードGはパートナーランクこそSSSなものの、ベースレベルも高くなく、信頼度も青色。
普通に戦っていて育ったそのままの感じ。
ストライカーで同じような挑戦をする方がもしいるとするなら、
尋常ならざる準備をしなくては倒せない ということは無いですよ と伝えておきます。
ちなみにこれは
ラウズボディがかかった状態で撮影。
戦いに臨んでいた時はラウズボディを切れないようにしていたので、
実際にエミルドラゴンと戦っていた時は、つまりはこのステータスでした。
ラウズボディ(パートナースキル):
プレイヤーのステータスなら STR+5、VIT+7、AGI+11 増加させる。
パートナーのステータスなら物理攻撃力、近距離回避力、物理防御力を16%増加させる。
(ECOwikiより)
ここからはちょっと
解説モード。
文が長いので、
本文を読み飛ばしても強調した文字だけ目で追えばなんとなく理解できるよう
なんちゃって速読仕様 にしてみますね。
がっつり読みたい方はもちろんがっつりとどうぞ
まず、
チゾの戦い方とステータスについてですけど、
一番最初に挑んだ時と次の第二戦までは、
STR極 INT100 残りをAGIに振るチゾの基本スタイルを根幹としたステータスでした。
戦い方も、逃げ撃ち気味に動き回りながらエミルドラゴンと距離を置き
最高射程で攻撃するといったようなもの。
敵からのターゲットはコードGが保持できるよう「挑発」や妨害スキルを多く設定、
またターゲットがチゾに移っても
スタンや移動力低下、吹き飛ばしなどでチゾへの接近を阻むようにもしていました。
これこそ弓を使うストライカーらしい と勝手に決め込み、
チゾがなにかにつけて好んで取っている方法、「前衛の盾役パートナー、後衛の狙撃役チゾ」を
徹底せんとする構成ですね。
でもこのやり方、
二戦して
このエミルドラゴン戦には向いていない と判断しました。
逃げ撃ちはその名の通り
逃げ回りながら攻撃するため、
どうしても一回一回の攻撃間隔が空いてしまいます。
なので今回みたいにクエスト時間が決まっていて
時間との戦いも絡んでくるような場面だと
非常に不向きであることがわかりました。
具体的に言うと、
60分制限のクエストなのに、開始から10分経っても
HPゲージの6分の1を減らせなかったんですよね。
これでは駄目です。もっと速くダメージを与えなくてはいけません。
また、逃げ撃ちと言っても
エミルドラゴンも足が速く、コードGも完全にターゲットを固定できるわけではないので
たまにチゾも攻撃を受けてしまいます。
その時、防御面での対策をしていない分大きくHPを削られます。
ただ、コードGには回復スキルも組み込んであるので、
チゾのHPが減り次第すぐさま回復をかけてくれるため、
この大きくダメージ受けること自体はそんなに問題ではありません。
ですが、
問題なのは頻繁にエミルドラゴンが使ってくる
「リフレクションウォール」。
チゾの防御力の無さとこのリフレクションウォールが合わさった時、
リフレクションウォールはその名の通り大きな壁として目の前に立ち塞がります。
リフレクションウォールはスキルを反射してしまうスキルなんですけど、
もう一つ
厄介な点があって、それは
「視線を遮ってしまう」こと。
壁のこっちと向こう。
リフレクションウォールを挟んでロボとチゾが分かれてしまうと、
ロボは回復相手であるチゾを見失い、スキルをかけられなくなってしまうんです。
そればかりか、真面目に命令を遂行しようとするあまり、
見つけられない
回復相手を見つけるまで次の行動をとりません。
その間、
ロボは一切の動きを止め無防備 になってしまいます。
チゾが脆く
回復する頻度が多ければ多いほど、
比例してロボの
フリーズする頻度も上がるわけですから、
それはつまり敗北へのリスクが大きく増加してしまうということです。
ロボはエミルドラゴンの足元で攻撃をしていて、
チゾは逃げ撃ちで遠くから というこの戦術 は、
リフレクションウォールとの相性がほんと最悪 だったんです
その陣形が災いし概ねリフレクションウォールは二人の間に発生、
壁を立てられると十中八九、
ロボの大切な役割の内の一つ
「回復」を封じられてしまうこととなります。
ちなみに逃げ撃ちは場所を移動しながら戦うため、
設置妨害にも向いていません。
リフレクションウォールを設置妨害で封殺できない以上、挙げたような苦境を甘んじて
受け入れるしかないので、これは併せて非常に「不向き」であると言えます。
なので。
チゾとしては あまりストライカーらしくないので取りたくはなかった のですが。
最終的な戦術として、
チゾが
攻撃を受けながらも耐えて頑張る。という
なんとも後衛らしからぬ方法を取ることに。
そうなると、
耐え続けなくてはいけないチゾの防御面を第一に考える必要が出てきます。
装備の属性で魔法を軽減するといったことは前回の記事にも触れていますが、
この耐えることを前提とした戦い方においては、
属性値を50にしてのダメージ無効化はもはや必須となりました。
なので、
ちょっと頑張って以下のようなものを用意。
スロットを5つあけた
「盟約の服」と、
それに、イリスカード
「 ◆御魂・エリーゼ[R2]」を5枚。
盟約の服はフシギ団の砦で売っている防具です。
フシギ団の砦を訪れるレベル60くらいの冒険者を想定した防具なので
防御力はあまり高いとは言えませんが、
土属性値を元から10も備えています。
長いアクロニアの歴史ですから、過去エミルドラゴンと対峙し
単独討伐を成し遂げた冒険者というのはもちろんいるわけです。
そんな彼らの残した手記、それらを読むと盟約の服が必須装備であることがわかります。
チゾもそれに倣いました。
(※男性なら革ジャンがそれにあたります)
これで残り40です。
あとは属性強化と言うならやはり イリスカードが鉄板 なのでイリスカードを用意します。
チゾの選んだ
「御魂・エリーゼ」のカードは課金カードではなく
ゲーム内で入手できるものなので割と安価に露店で購入できますし、
最近実装されたカードということもあって
属性値の性能も◎。
そして最終的に「アセンブル」と「スロット空け」の難しさを天秤にかけ、
私はアセンブルをR2で止めて穴あけを5個にしました。
御魂・エリーゼ[R2]は一枚で土属性値8なので、
5枚で属性値40達成です。
ちなみに。
チゾは、STR補正も付いて見た目も気に入っている
「マークェスベレー」を外したくなかったので帽子はそのままでしたけど、
フシギ団の砦で売っている頭装備に「ファーイーストケープ」というものがあって、
これが土属性値5です。また同じく頭装備の「大地のハッピーフラワー」も、
生産品ではあるもののこれまた属性値5で、更にもし「+」が付いた生産品を持っているなら
VITやINTに補正が付くというとても優秀な性能。
なのでこれらを活用すれば、
イリスカードを準備するにあたっての難度も若干ながら下がると思います。
次に、
防御に関わるステータスの調整。
STRとINTはこれ以上下げることは出来ないので、
AGIを犠牲にしてVITに大きく振りました。
エミルドラゴンとの対決は時間との戦いでもあるため、
AGIを犠牲にした分だけ遅くなった攻撃速度を
今度はスキル
「ボウディレイキャンセル」で補うことにしました。
余談ですけど、
実はチゾ史上初めてVITに本格的に振りました。
弓士たるもの触られずに仕留めるべし が信条だったもので!
それと、こればかりはちょっとチゾが恵まれていた面もあるので
誰しも用意するというのは困難かもしれないのですけど、今回は そうるさん から借りている
「ジャイアントキリングLV4」の胸アクセを活用させていただいてます。
ジャイアントキリングは相手とのレベル差で生じる命中の減衰を緩和するイリスアビリティです。
今回のエミルドラゴンはレベルが113らしいので、レベル98だと攻撃がやや外れ気味なんですが、
この胸アクセを装備することで大分MISSが減りました。
とは言え、INT100であれば頻度としてはそこまで顕著にMISSが多発するわけでもないので、
命中率上昇スキルのマークスマンオーラを使うことで
ある程度この点はカバーできるかもしれません。
まぁ、チゾは
この胸アクセの存在もあり、ボウディレイキャンセル取得に際しマークスマンオーラは
早々と忘れてしまったので、確証なんて全くないんですけど…
でも、 た、たぶん大丈夫だと思う!
さて、
チゾの
次はコードGです。
もともと鉄壁の防御力を掲げていたので、
割り振り分の
ステータスはそのまま防御系に最大配分。これは変更なし。
でも、構成スキルを入れ替えました。
ターゲットを維持することは考えず、妨害系のスキルも最低限に減らし、
状態異常付与で攻撃力が増加する「追い討ちの矢」のためにスピードダウンと
グラビティフォールだけ残しました。
代わりに
ラウズボディやディフェンスバーストといった
チゾの防御力を増強する補助スキルを組み込みました。
_※その後ディフェンスバーストはラウズと重ね掛けできないと判明するも
__この時はそれに気付いてません。苦笑
これで、
準備がようやく整いました。
〜・・〜・・〜・・〜
四度目の正直。
それまでの三回の敗北が勝利への道筋をくっきりと浮かび上がらせた。
必要な装備、必要なステータス、必要なスキル、
必要な戦術
矢の数、回復剤の数…
道が見えた以上、もう負けたくはない。
念には念を押して、毎日スタンプで貰える貴重なアイテムも惜しみなく使った。
「みなぎる体力」と「みなぎる気力」でHPとSPは自然回復するように準備したし、
万が一のパートナー撃沈に備えて
「パートナーケガしなーいドリンク」でパートナーの負傷ペナルティを無効化するようにもした。
おっ?
準備できたかい?
言っておくけど、俺は結構強いぞ?
覚悟も完了って感じか?
出来たよ。
そしてもう負けない!
最終ラウンドは
全て思惑通りに進んだ。
集中して、ギュッと弓を握り、矢を放ち続ける。
気を緩めたらその隙をこの竜は逃さない。
気は抜けない、抜くもんか!
きっと、にやにやと笑みを漏らしながら
この竜は戦っているに違いない。
でも、
ほら。
エミルドラゴン、あなたも
私と同じくらいに額に汗をかき、いつの間にか真剣な目。
そして…
エミルドラゴンの熾烈な攻撃の雨が… 止んだ
_!!!!!!
_倒せたああーーーーー! ! ! ! ! ! ! !
このエミルドラゴンのセリフが妙に嬉しい…
うん、がんばったもの。 えへへ
どうだ見直したかこのやろー
どやぁー!
そして、
認定試験 無事突破
おめでとう レベル
このためにレベルアップ直前で経験値を止めていたことは内緒の裏話。
しばらくの間、ぼーっと深淵の薄紫の空を眺めていた。
街に帰っても
弓を… 手から離すことができなかった。
上の言葉は、チゾが討伐してすぐにメモに残した言葉。
なんかふわふわとした感じが抜けないまま街に戻ったのを覚えています。
普段チゾは街中では武器を外すんだけど、
この時ばかりは一緒に戦い抜いた弓をすぐに手から離したくなくて
ログアウトする時も弓を持ったままにした記憶があります。
というわけで、
いかがでしたでしょうか?
レベル98ストライカー 手加減エミルドラゴン ソロ討伐 、
チゾ、レベル99認定試験 の巻
実際準備さえ整えば、戦闘中にこちらで行うことはそこまで複雑でもなく、
設置妨害を切らさないように気をつけながら
ただただひたすら多いエミルドラゴンのHPを微々と削る作業となり、
巧みな立ち回りもドラマティックな展開もないのですけど、
それでも、
二次職ストライカー単身でも手加減エミルドラゴンが倒せる ということの
例えの一つにはなれたのではないでしょうか
この手加減エミルドラゴンの討伐クエストの達成は、
どうやら三次職に転生する場合の条件ともなってるみたいだし、
どうしても一人でしか挑むことが出来ないような境遇のストライカーにとっては
少なからず光明にもなったはず。でも、私個人としては、
フレを作ってでも、野良パーティーを募ってでも、
とにかくこういうものは独力で突破しないほうがオンラインゲームらしいと思うので、
チャレンジしておいてなんだけれど、できるなら単身討伐は腕試しの範疇がよろしいかと…
なんにせよ、
このことがストライカーの道歩む後輩の方々のなにかしらの役に立てたなら幸いです
さて、次はこれ
を使って
全アーチャー憧れの弓、
レベル99弓「太陽弓・シャールンガ」の作成でっす
冒険者に逸名とどろく噂の武器職人
ハガンさんの「匠の仕事」とやら、
この目にとくと、見せてもらおう〜
〜・・〜・・〜・・〜
と、いうところで。
こうして話を飾り立てて書きはしましたが。
記事を書き進めるうちに段々と
そこに至る経緯 というものを思い出してきたので、
「あとがき」としてちょろっと書かせていただきます
そもそもの
きっかけは、
「空飛ぶ工房と不思議な武器」。
2014年に通年イベントとして実装されたこの物語に私はかなり没頭していて、
毎月毎月それはもう楽しみにしながら、
アルティや御魂たちと一緒に繰り広げる工房の物語 に参加していました。
そんな中、物語に「ある人物」が登場することがわかります。
チゾも名前だけは知っているその男。
多くの冒険者を
失意の底に突き落とすことで有名な、くじら岩にいる武器職人。
そう、
「ハガン」です。
でも、ここでチゾは思います。
ハガンという人はレベル99武器作成に関わる人物で、
なんだか望み通りの武器をなかなか作ってくれないことから
数々の冒険者が泣いた
ということは知っているけど、
でも、
それ以上の情報を知らない。
ハガンって一体何者
それに、
もしアルティたちと物語上だとしてもくじら岩に行くのなら、
チゾはくじら岩を知っておかなければならない気がする。
だから、ちょうどレベルが99に近かったこともあり、
くじら岩へ、そして最深部のエミルドラゴンに、
会いに行こうと考えたのでした。
その後、迷ったりしながらも無事くじら岩の奥へと到着。
そこでエミルドラゴンを目の前に一対一で面を向かわせたことを発端に、
一人のストライカーとして、「強い思い」を抱くこととなり、単身で討伐へと挑むことを決め、
そしてその結果、
晴れてエミルドラゴンと決着をつけたチゾは、
くじら岩やハガンを知る一人の冒険者として
アルティたちと工房の危機を救うことができました
思い出してみると、なんとも他愛ない理由からの行動だったのですけど、
それがこうして大きな出来事に繋がって、
また、アルティや御魂の前で
熟練冒険者
(物語上なんとなくそういう空気がある)としての面子を保てて
よかったかなって思います
ということですので、
エミルドラゴンを倒すきっかけは、ハガン… そういうことになりますね
ハガンに感謝せねばだー
2014.12月1日 【只今のJOBLV:--♪】
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